節電時におけるサインの可読性

最近首都圏では、節電の照明や空調設備、エスカレーターを停止している駅が多く見られます。
サインも節電対象となっている事が多いですが、今回は消灯しているサインの可読性についてみていきたいと思います。

首都圏に設置されている多くのサインは内照式(サインの筐体内側から照明器具により表示面を光らせる)物がほとんどです。先に結論を言えば、これらのサインは光らせることを前提に作られている事が多いため、消灯時は見えにくくなります。

東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅

東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅

このサインは東京メトロのほぼすべての駅にあるのりば位置標です。東京メトロの乗車系サインは紺色背景・白抜き文字ですが、消灯時には文字が光らないのに加え、文字部分の透明度が高いため光が反射せず20mほど離れるとほとんど読むことが出来ません。

東京メトロ半蔵門線 永田町駅東京メトロ半蔵門線 錦糸町駅

点灯時はこの様に文字が発光し、遠方からでもしっかりと確認できます。白抜きサインは背景全体が光る白背景と比べ発光面積が少いためギラつきも少なく、地下駅など暗い場所に適したサインと言えます。地下鉄に白抜きサインが多いのはこの為だと思いますが、消灯は製作側にとって全くの想定外といえるでしょう。

ただし、降車系サインは黄色背景黒文字のため消灯時でもはっきりと見えます。

都営地下鉄大江戸線 清澄白河駅

都営大江戸線 清澄白河駅

こちらは灰色背景に緑文字のサインで先ほどのメトロのサインより見にくく、可読性はほぼ0と言っても過言ではありません。

都営地下鉄大江戸線 両国駅

(同じサインではないですが)点灯時はこのように見えます。白抜き文字の方が可読性にすぐれますが、見えないと言うことはありません。

東急田園都市線 渋谷駅

東急田園都市線 渋谷駅

首都圏私鉄では珍しく白抜き文字を採用している東急のサインも消灯時は可読性が落ちます。また、蛍光灯の反射に文字が負け、読めない部分も出てきました。

東急田園都市線 溝の口駅

同じ東急のサインでも元々点灯しない無灯式サインの場合、可読性に優れるよう配慮されて作られており、もちろん全く問題ありません。内側から文字を発光させる内照式とは異なり、白抜き文字は光を通さず不透明で、外からの光を反射する為です。

JR東日本 北千住駅

JR東日本 北千住駅

内照式でも白背景の場合は、普段から消灯している事もありますが、可読性に問題はありません。(JR東日本のサインは文字色が灰色すぎる様な感じもしますが…

JR東日本 日暮里駅

JR東日本ののりば位置標は白抜き文字ですが、消灯時も考慮して製作されているのか白抜き文字部分の透明度がメトロの物ほど高くなく、点灯していない場合でもはっきり見えます。ただこの写真のサインの場合は、太陽光が当たっているのも見やすい理由だと思います。

以上いくつか消灯しているサインを紹介しましたが、内照式のサインは点灯している状態が一番美しく読みやすいですね。
特に白抜き文字の場合は点灯していない場合、遠方からの可読性が大幅に落ちるのが分かりました。

この節電がいつまで続くか分かりませんが、サインは重要な情報ですしすべて消灯せずにいくつか点灯させて置くことが必要だと感じます。


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